李

11:14の李のレビュー・感想・評価

11:14(2003年製作の映画)
3.6
昨日映画館前に天下の渋谷TSUTAYAに寄ったらたまたま100円セール中だったので、サブスク無縁の猛者たちを借りてきた。パウロ監督のインビジブル・ゲストとキエシロフスキ監督の偶然はレンタル中だったので今度再トライ、、

今読んでる伊坂さんのホワイトラビットみたいな話だった。5つの運命が11:14に交錯する。それぞれの視点から定刻までを追い、パズルのピースが徐々にはまっていく。悪なき殺人やらコーエン兄弟の作品等私たちだけが事件の真相を知る構成映画乃至、ひとつの行動が誰かの運命を左右してしまう映画はやはり良いです。1人が少しでも違う言葉を発し違うことを考え違う行動をしていたら、この事件はまた違ったもの、もしかしたら発生すらしていなかった、そう考えると人生、人生の選択って怖いなと思う。これはたしかに交錯の最上級みたいな事象だけど、私たちも実際常に外界の力に曝されてるわけで、他者の運命と自分の運命を常に振りかけ合って生活してる。(些細なことだけど、あの車を譲ってあげたから私は信号を渡れなかったとか…)ドカンとまではいかなくても、面食らってしまうような何かに巻き込まれる可能性は常に潜んでるよ人生と教えていただいた感じ。ただ、登場人物が軒並みクズで、感情移入点、話に入り込めた点は0ポイント!皆さん素行が悪すぎる🤦🏻‍♂️
李