邦題とキャストを見てラブコメかな? と思ったら、カップルの破局を描くかなりリアルなドラマだった。
籍こそ入れてないものの家は買って同居、だが生活面でいろいろすれ違いや受け入れられない面が出てきて不満爆発…
離婚ものではないから親権etc.のゴタゴタはないけれど、その分恋愛のすれ違いがやたらとリアル。
ヴィンス・ヴォーンのマイペースというか自己中というか… な彼氏像、「こういう奴いるわ!」でこれまたリアル。
彼氏に悪いところを改善してほしくて別れ話を切り出したのに、どんどんドツボにハマって本当に別れざるを得なくなる展開が辛くて切ない。
ラストは結構好き。
恋人だから許してくれる、という甘えを捨てて線引きすることで、人は成長するし大人になるんだろうな。
ところで、どう見てもドタバタコメディかロマコメに見える邦題はどうかと思うぞ…
この作品の監督、『アントマン』や『恋は邪魔者』、『イエスマン』のペイトン・リードだったのね。
作風はどれもバラバラだけどどれも好き、今作も私は好きだった… から、ペイトン・リード作品と私の相性がいいんだろうな。