キミシマユウキ

26世紀青年のキミシマユウキのレビュー・感想・評価

26世紀青年(2006年製作の映画)
3.2
米軍で最も能力が平均的な男ジョーは国の秘密実験で1年間冷凍保存されて起こされる予定だったが、その間に世界は大変なことになっており……

『キューティ・ブロンド』シリーズ
ウェス・アンダーソン監督常連の
!!ルーク・ウィルソン!!
主演のおバカコメディ。
ダサすぎる邦題と内容に惹かれて鑑賞。

目覚めたらそこは26世紀!?
退化しまくったおバカ人類を救うのは普通の男!

これはアイディアがなかなか面白い掘り出し物。
1年で目覚めるはずの冷凍保存実験で、その間に人類の知能指数が著しく低下して言って500年もの間忘れ去られてしまうという奇抜な設定の物語だ(笑)
その500年後の未来が絶望的にアホ。
・水の代わりにゲータレード(畑も枯れ食料難)
・処理してないゴミの山が雪崩を起こす
・一つの街より超大なコストコ
・大統領がプロレスラーでポルノスター
・英語の文法が崩壊しでFワードと猥語の応酬
等々数えだしたらきりがないアホっぷり。
そんな人類絶滅の危機を主人公が救っていくのだ!!

主演のルーク・ウィルソンは奮闘。
500年後の未来では喋り方がオカマのようだとバカにされるのだが、やっぱりオーウェンウィルソン兄ちゃんと声も似てるなぁと実感。
また、『エクスペンダブルズ』シリーズのテリークルーズが筋肉ムキムキの黒人脳筋大統領を務めていて笑った(演説中に群衆が話を聞かないと銃を乱射)
あと『Mr.タスク』でセイウチ人間にされちゃうジャスティン・ロングもちょい出演していた。

とにかくアホでバカで製作陣の知能指数も500年後の人類なんじゃないかという程のくだらなさだが、意外と最後まで見れてしまう。
つまり、皆本を読んだりしないとこうなってしまいますよ!
というメッセージなのだろうか(笑)

おバカコメディ好き、500年後の未来を観たい方、そして勉強をしないと将来こうなってしまうよとお子さんに教えたい親御さん達にはオススメの作品。