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26世紀青年のryusanのレビュー・感想・評価

26世紀青年(2006年製作の映画)
3.6
B級映画の汚名を着せらてれますが、実はどうしてどうして人類の知性の大切さを描いたシチュエーションものとしてなかなか真面目なタイムトラベル映画でした。もっと掘り下げられれば佳作の仲間入り出来たかもしれませんが、きっと特撮で予算使い切ってしまったのでしょうね。
タイトルはいかにも2008年公開の「20世紀少年」の映画のヒットにあやかったかと思いきや、この映画が2006年公開なので、映画ではなく漫画の世界観に共通点を感じて付けたという事なのかな?でもそれは若干この映画に対して失礼でしたね。本当の原題は「Ideocracy」、IdiotとDemocracyの造語ですので、直訳するならせめて「アホクラシー」,「アホダラ教」、「バカリズム」とか訳すところでしょう。
オマージュという意味ではむしろ「ニューヨークの恋人」や「猿の惑星」とかかもね。

あらすじ
軍が秘密裏に企画した1年間の人間冷凍保存実験の候補に選ばれた1組の男女が何の手違いか500年の眠りについてしまった。二人が目覚めたのは高度に進化したアメリカ…ではなく、なんと人類が皆バカに退化した世界だった。そしてそこは水の代わりに電解質入りのゲータレードしか存在しないせいで植物が育たない砂漠化と飢餓に瀕した世界でもあったのだ。元の世界ではごく普通の男と、ごく普通の娼婦だった二人だが、この世界では世界一優秀な人間に祭り上げられる。そして政府の要人として再び植物を地上に蘇らせるために努力するが、アホ国民にその努力は通じず、逮捕されたあげくに剣闘場に連行されてしまう。果たして彼は人類の危機を救い、無事元の世界に戻る事が出来るのか?

タイムトラベルカテゴリー: 2(未来へ)
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