喜連川風連

26世紀青年の喜連川風連のレビュー・感想・評価

26世紀青年(2006年製作の映画)
3.0
とうとう観てしまったおバカディストピア映画。
大統領はマイクパフォーマンスが上手いだけの元プロレスラー。
現実世界にもアントニオ猪木、ザグレートサスケ、大仁田厚など、元プロレスラー議員が多数()
シャレにならん。

原題idiocracyとは
『おバカ(idiot)』と『民主主義(democracy)』をかけあわせた造語。
直訳するとおバカ民主主義だが、これを「26世紀青年」と訳した。

20世紀少年上映の2年前のことである。

いわゆるホワイトカラー層が子作りをあきらめた。
だが、知能指数の低いやつらがやることもないので、セックスに励んだ結果、人類は農作物にエナジードリンクをあげるまで退化してしまう。

頭の良さは親に6割依存するなどの研究もあるらしく、あながち他人事とは思えない絶妙な設定。

ポピュリストが台頭し、トランプが大統領に就任した際に、この映画は予言の書だと言われたとかなんとか。

それに対して監督は「僕は預言者なんかじゃないよ。だって予言の時期を490年も外しちゃったんだからね」と答えた、らしい。

このまま技術が進歩して、なにも考えなくていい、働かなくてもそこそこの暮らしができる世の中になったらと考えたら背筋が凍った。
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