まみこwith餅さま

高慢と偏見のまみこwith餅さまのネタバレレビュー・内容・結末

高慢と偏見(1940年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

ジェーン・オースティンが弱冠21歳で起稿した名作『高慢と偏見』

今に至るも次々と映画やドラマとして、
多くの人を魅了している世紀のベストセラーです。

こちらは1940年版。

モノクロームですが
豪華な衣装やインテリアが楽しいです。

原作との大きな違いは、最終的にレディ・キャサリンが二人の仲を認め、キューピッド役になるところかな。

さらに、ベネット家の娘たち、皆にそれぞれパートナーを配置して、これ以上ないくらいのハッピーエンドにアレンジしてあります。

ラストのベネット夫人は喜色満面!

終始、金算用で頭がいっぱい、節操のない俗物に描かれている母親ですが、彼女なりに娘たちを愛しているのでしょう。

穏やかなベネット氏との夫婦ぶりは、『大草原の小さな家』のオルソン夫妻を思わせます。

賢明なダーシーが早々に危惧したとおり、とんでもない身内を抱えてしまう結末。
以降も愚かな義弟&義妹のもたらす厄災は避けられないでしょうが、智慧を駆使して切り抜けてほしいものですね!