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ブラインド・ウィットネス/猟奇レイプ犯のHKのレビュー・感想・評価

2.2
お、この映画が登録されている。書ける。B級役者ジェフ・フェイヒーが似顔絵捜査官を演じるTVシリーズ『スケッチ・アーティスト』のこれは2作目で、監督は『ヒドゥン』(87)のジャック・ショルダー。女性の顔を滅多刺しにして殺す連続殺人事件が発生するが、夫が運よく帰宅したため難を逃れた目撃者の人妻コートニー・コックスは盲人だった…というどこかで聞いたような話、ではあるもののさすがショルダーと言うべきか緊迫のレイプシーンではじめたり構図に凝ったりしてそれなりの作品に仕上げている。コックスの夫役ジョナサン・シルヴァーマンは、これの前にショルダーが作った、やはりTVM『タイムアクセル12:01』(93、これも面白い)では主演を務めていたが、若干怪しいがホントに良い人にも見える絶妙な佇まい。うまい役者ではないと思うので(失礼)、これもショルダーの演出力なんだろうな。ラストの展開にはジョン・バダムの傑作『迷宮のレンブラント』(97)を思い出した。
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