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マーゴット・ウェディングのstanleyのレビュー・感想・評価

マーゴット・ウェディング(2007年製作の映画)
2.9
非常に難しい 
複雑すぎて映画として楽しめない 
リアルすぎるといえばいいのかわかりませんが 
人ん家のいざこざを垣間見てしまったような 
実に家政婦的なお話ですね 

とにかく登場してくる人物が 
どれも特徴的すぎるというか 
あまりにもすっ飛びすぎている 

とても人のことを気遣っているようで一番ウザがれ 
夫と別居して他の男とやってるマーゴット 
そしてその息子はマスターベーションを母に報告 

妹のポーリンはなぜかダメな男に惹かれ 
結婚しようとしているし 
結婚相手のマルコムは 
マーゴットの浮気相手の娘の誘惑に負けちゃうわ 

なんだかみんなスゴいことになってるというか 
こんなに欲望丸出しすぎて情緒不安定で恐いわ 

家族というのは不思議なもので 
何でも語り合えそうでそうでもない 
それでも遠慮せずに接することができる 

ここがこの映画で描かれているのかもしれません 
だからなのかとても複雑で難解で 
結局なんなの?的な話で終わってしまいかねません 

クライマックスがあるわけでも大オチがあるわけでもなく 
説明不足な部分はたっぷりあるし 
ただただちょっとおかしな家族たちが 
画面の中で暮らしているのをただただ視させられている 

苦痛にも近いものが感じられた瞬間 
そう感じさせられました 

そう感じたからこそ 
特にニコール・キッドマンの役にハマってる感が 
溢れ出してきます 
最後の最後までイラッとさせてくれるのは 
彼女のクールな演技とルックスがあってこそかもしれません 

なんにしてもこの映画 
まともな方が観るとクソおもしろくないので 
ご注意くださいね
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