【台湾の歴史】
※台湾映画祭。
国民党が中国本土から逃れてきたという台湾独特の状況を背景にしているメタファー的な作品ではないかと思う。
連れ子を抱えた母親の再婚。
新たな父親と、新たに生まれる子供。
軋轢と疎外感と強いられる融和。
その結果としての反抗心。
きっと、台湾の当時の状況から考えても、台湾人と中国本土から来た人との間に何らかの違和感はあったのだろうと想像する。
特定の目線から敢えて感情の起伏を抑ええるようにして見せ、軍人になるということは中国と対峙するという意味なのだと思うが、こうしたことも含めて客観的な視座を提示した良い作品だと思う。