わらじ

少年のわらじのレビュー・感想・評価

少年(1983年製作の映画)
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小説家のチュウ・ティェンウェン(朱天文)の自伝的小説を映画化した作品
台湾ニューシネマが勃興するきっかけで、ホウ・シャオシェンと彼女はその後もずっとタッグを組むことになる

チュウ・ティエンウェンの分身的な女の子が幼いころ隣の家に住んでいたシャオビーとの思い出を回想する

子どもも大人も細やかに描けるのがすごい
子どもにも大人にもそれぞれの世界があって、楽しいだけじゃなくその中で懸命に生きていかなきゃいけなくて…という日常生活の機微が丁寧に映し出されている
苦しかったことも後で思い返せばすべて愛しく懐かしい、というようなナレーションが途中で入るけど、まさにそれを映像にしたような作品だった
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