順風ライフseason4

少年の順風ライフseason4のネタバレレビュー・内容・結末

少年(1983年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

侯孝賢引退だってね。オツ❕
60年代?淡水。シングルマザーの母親は子のためならだれでもと親ほど年の離れた男と結婚する。この家族を近所の女の子からの視点で描く。
少年シャオビーはピンポンダッシュをして、人んちの木からなにかの実を、貸本屋から本を盗むやんちゃっ子。日本の昭和の子どもと同じようなワル。母親は「幸でも不幸でもなくただ真面目」に見えたという。現夫の子を身ごもり、シャオビーは「お弁当の日があった」(それまでは昼休みにほかほかのお弁当を届けていた)いやお弁当つくってるの十分えらいから!!冷静になって考えてよ!?幼い子がいて腹ん中にも子がいてお弁当つくってるのえらすぎるでしょ!やんちゃなシャオビーは他人の弁当の豚肉盗んで食べかけの鶏肉入れるというワルをする。やめてくれ。汚いだろ。「食べ盛りなのに弁当1つなのがいけなかったんです、その盗まれた子の弁当は毎日作りますから」いやいやそういうことちゃうねん。そしてその弁当をつくるのは母親だ。一見優しい夫、赤ちゃんの世話はするし、血のつながらないシャオビーに甘い。しかし、妻にとってどうだったのだろう。シャオビーがワルをするたびにヒステリックに折檻する母親に対して、養父は“理解ある”父親だ。言ってることは正しくても、一緒には悩んでくれない年の離れた夫。そしてシャオビーは母親に怒られても訳を話さない。言い訳もしない。シャオビーにブチギレる妻を前に、とうとう言ってはいけない一言を言ってしまう。シングルマザーがひとりで生きていけない社会で、“優しい”夫と結婚した真面目な女の短い一生。「娘のように思っていたのに」そういうところだろうね。

夫は外省人っぽいけど、この母子は本省人?外省人?言葉がわかればわかるのかな。この映画の原作・脚本で近所の女の子立ち位置の朱天文は外省人の父親と客家系の本省人の母親をもつそう。