キネマ寸評

デモンズ2のキネマ寸評のレビュー・感想・評価

デモンズ2(1986年製作の映画)
3.4
1のセルフリメイク。場所を高層マンションに変えた。翌年にもう続編があまりに早すぎて、確かビデオスルーだったような。

1のチンピラのドライブもまた焼き直しているのだが、なんと本編となんの関係も無く、最後にマンションの前で交通事故して終わり!

子供デモンズ出るのだが、あーやっちゃったなー昭和だもんな、と思って久々観てたら、これ小人の人にメイクしてる?笑、子供じゃなかったんだ。大魔王も何故かスケールダウンしてクリッターかグレムリンみたい。

ワガママメンヘラのサリーがビデオドロームなブラウン管デモンズの犠牲に。友達の前ではメンヘラで、部屋に入るとニヤニヤしながらデモンズTV観ちゃう最悪女。
そんなサリーが朝焼けのビル屋上を肩パッドいからせて全力疾走して来る画が強力過ぎて頭から離れない。吠えて血をダラダラ流しながら足元溶かすエイリアン感。色々名シーンがあったが、サリーちゃんの画力があってこそだった。

残念なのは前回はゾンビアポカリプスを匂わせたのに、今回はその辺り無し。でも劇中のデモンズTVが映画館後の荒廃した現在、みたいなストーリーでパラドックス感が少しあった。

妊婦のハンナさん役ナンシー・ブリッリが超かわいい。そこらのテレビスタジオでポンっと赤子産むのウケた。

とにかく早く続編作って効率的に稼いだ、そんな商魂逞しさが眩しすぎ。割とアクションに振った飽きない展開。
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