初めてのファスビンダー作品だけど、小津作品にも通じるこの手の映画って、万国共通なんだと再認識。調子のいい家族や隣人、犬やデコレーションとして扱われる外人。とても分かりやすいのだけれども、やはりドイツ…
>>続きを読む再見。ドライな諦念と、それでも愛を求め続ける切実さがある、もっとも"ファスビンダーらしい"映画の1本だと思う。
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2021.08.25 DVD
差別に晒されながらも愛…
バーに入った時の
エミに向けられた痛いほどの視線。
それを受けながらも
平然と⁈コーラを飲み
ダンスの誘いを受けて
会話する彼女の強さ。
それとは裏腹に
繊細さも大きく持ち合わせている。
見入ってし…
このレビューはネタバレを含みます
構図や演技、物語の起承転結はカウリスマキが影響受けたことはがめちゃくちゃわかる。が、ストーリーのオチについてはその限りではなく、鏡を使った画面の作り方が印象的だった。オチが唐突すぎる感じはするものの…
>>続きを読む絵画みたい。色が好き。
そんな都合よく1曲で?と思うのは私が疑り深すぎ?
周りの人みんな幸せそうじゃなかった...
差別があからさますぎて現実味が薄いと言うか、逆に(差別する側が)差別意識に囚わ…
秘密がないやつは、嘘をつけ。秘密があるように見せかけるのだ。
という言葉を思い出しながら
ギチギチにあなたはカメラに静止させられている。止まっていろ、と言われて止まってフレーミングされている。
…
ファスビンダーは多様な作風とスタイルをもつ。この作品は表面はほのぼのとしているが内実は深いアイロニーを湛えている。移民労働者を際立たせる台詞回しに対して、不寛容、偏見と差別、異化の疎外が物語を動かす…
>>続きを読む純度高くてかなり良かった。幾何学の精神を感じる。
『東京物語』のように退屈な要素が多いように感じるけど、全く退屈じゃない。カメラ移動とズーム、構図でバランスとれてるからかな。
さすがアキ・カウリスマ…
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