フジマークス

不安は魂を食いつくす/不安と魂のフジマークスのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

今の日本だとヒトラーについて軽はずみに話すこともタブーのようなところがあるが、この時のドイツでは、父親が党員である主人公が「ヒトラーが通ってたこの店、昔から行きたかったの」ということも言う。
老婆と黒人が、結婚することで周りからいじめに合っていたうちは互いに寄り添っていたのに、幸福になったとたんに寄り添えなくなる。
それまで差別されていたのに、自分も差別しはじめる。
寄り添っていた頃を思い出した時には、それまでのきつい労働によって体が壊れていることがある。
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