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不安は魂を食いつくす/不安と魂のSSのレビュー・感想・評価

3.3
引きの画が全てにおいて様になってて、一つの絵画として成立するほど。
の、一方で終始違和感を拭きれなかったのは、私があのバーの常連女客と同じように、某かの差別的視点を2人に対して持ってるっていうことなのかな…

旅行から帰ってきて、周囲がエマを突然必要とし出して(冒頭にあった、他者なしでは生きられない、っていう台詞の回収?)からの、彼女のアリ若しくは外国人に対する対応の変化が生々しい。
2人の愛は、何かしらの障害があってこそ実感が持てるものなのかなあ。
その意味で、これは本当に愛なのか?という疑問が冒頭から拭えなかった。
まあ、愛がそこに存在するかなんてどこまで突き詰めても主観でしかないのだけど。
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