信濃の肉うどん男

不安は魂を食いつくす/不安と魂の信濃の肉うどん男のレビュー・感想・評価

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開始早々"チンポ故障"読み上げた。バーバラのバーテンダーの動きと裸体シルエット。多くの庶民達からは時代の影響の残りを感じるが、オーナーや警官達からは感じない。映画中彼女は彼にヒトラーを知ってるか2度聞く。ヒトラーが通った店にも憧れている。前の夫は戦時中ドイツに出稼ぎに来ていたポーランド人。難しすぎる時代だが、彼女のヒトラーに対する思いはシンプルに有名で権力のあった人、だけに見える。【4/29追記: 「国民社会主義」「投票型独裁制」国民の声を効率的に反映し最初5年程のヒトラーは非常に良い政治(即決)をした。レニ・リーフェンシュタールという女性監督の存在。34年ニュンベルクのナチ党大会。36年ベルリン五輪。ナチスと映像の魅力。正に徹底的な大衆扇動。腑に落ちた。】 ミュンヘン五輪事件とも重なり、異なり過ぎる人との共生。悲しいけど最後がその答えな気がする。時代とタイミングが…。社会ダーウィニズム。プロパガンダ。無意識下。
イルムの相手役にはファスビンダー。アリ役の彼とリアル恋人で、奥さんが2人いたりと、天才アーティストらしい…。死ぬの早い…。演劇出身と知って撮り方の丁寧さや美術力の高さが腑に落ちる。ジャケのヒトラーが通った店良い画過ぎる。