ファスビンダーは多様な作風とスタイルをもつ。この作品は表面はほのぼのとしているが内実は深いアイロニーを湛えている。移民労働者を際立たせる台詞回しに対して、不寛容、偏見と差別、異化の疎外が物語を動かす…
>>続きを読む純度高くてかなり良かった。幾何学の精神を感じる。
『東京物語』のように退屈な要素が多いように感じるけど、全く退屈じゃない。カメラ移動とズーム、構図でバランスとれてるからかな。
さすがアキ・カウリスマ…
おばさん、クスクスくらい作ってやれよと、思ったが、そういった部分があってこそのリアルな人物像だともいえる。
モロッコ人男性を演じた役者が、この映画出演の後に迎える悲劇を知ってしまっていただけに、よけ…
アラブ系移民労働者とドイツの未亡人の恋愛。
タイトルからして陰鬱で重たい内容なのだと腰を据えて観たら良い意味で肩透かしをくらった。まさかのカウリスマキ風味の温かさ。ただアリの不躾な点もそのまま、エミ…
ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー傑作選。三作上映が続いていてなんとか一つでも観たくて観てきた作品。
観たのはだいぶ前です。(時差投稿シリーズ💦)
.
古典の少し敷居が高い雰囲気はありましたけど、…
超面白かった!
「不安は魂を食いつくす」ってその通りだった。
スタンダードサイズの使い方マジで巧すぎる。
差別の視線が双方向的なものだとよくわかる。それこそ頻繁に登場する鏡のショットみたいなもんだ…
「天はすべて許し給う」と一緒に鑑賞
美術も衣装も完全に絵画意識した洋のものなのに、なんでこんなに日本の古い映画と似た感覚がするんだろうか。時代なのかな。社会的立ち位置ってコメントしてる人が居たけど…
びっくりするくらい普通に夫婦の話だった。
ふたりの属性はたしかに特殊、だからそのへんに対しての周囲の偏見や差別などの不協和音はあるものの、描かれているのは絶望ではない。
「幸福が楽しいとは限らない」…
© RAINER WERNER FASSBINDER FOUNDATION