コマミー

フラッシュのコマミーのレビュー・感想・評価

フラッシュ(1999年製作の映画)
3.5
【不安をWashする】

  [気まぐれ映画レビューNo.14]

※ジャケに惹かれたので、購入し、観てみました。
なお、Filmarksにあるジャケのデザインとは、異なる場合があります。日本版のジャケがあるので、こちらを検索してください。

フラッシュ [DVD] https://www.amazon.co.jp/dp/B000063EFL/ref=cm_sw_r_cp_apa_i_lyDdEbN0EP1WA

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とても"実験的"な作品に出会った。
そして、とてもじゃないが、あまり他人にオススメ出来ない。
だが、当時にしてはとても"ユニーク"な取り組みだと思った。

皆が皆そうとは限らないが、"トイレ"はとても"落ち着く"空間だ。それゆえにその空間では、普段自分が"表に出せない"「本音」や「習性」を出してしまう空間でもある。この作品は、男子トイレ、女子トイレの二つの空間の中で、人々の"本音"で作られた映画だ。
女性は、「体型のこと」や「デートの時に下着を付けるかどうか」
男性は、「仕事でドチをしたこと」など、男女で"不安"や"不満"の要素はそれぞれである。
その中で、
  「女性が普段見せない面」
  「男性が普段見せない面」
がどんどん露になっていく。僕はそれを見て、便以外に"人の本性"を踏ん張りながら解放する場なのではないかと、僕は思った。

今日も誰もが、不安感や不満を抱える。
そして、便意も抱えている。
それをどうゆう風に"解放"するか。
それが、この作品では答えてくれているのだと、僕は思ったのだ。
コマミー

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