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待つなジャンゴ引き金を引けのHKのレビュー・感想・評価

2.2
CSの「特集:ジャンゴたち!」の録画連続鑑賞3本目。
本作も日本劇場未公開でイタリアの原題は“Non aspettare Django Spara”
英題は“Don’t wait, Django Shoot!”で、どちらも意味は邦題と同じのようです。
ということは、珍しくマカロニのくせに邦題は原題の直訳。
『〇〇のジャンゴ』という邦題はもう使い切ったんでしょうか。

マカロニ・ウェスタンは名匠セルジオ・レオーネ監督作は別格として、他のB級作品にも面白いのがいろいろとありますが、本作あたりはもう量産型のC級と言えるでしょう。
でも予備知識ナシでマカロニ・ウェスタンを選ぶと、よっぽどクジ運が良くなければ多くはこのレベルを選んでしまいそうです。

今思うと昔のTV洋画劇場でよく放送されていたマカロニ作品はみなそこそこ面白かった気がするので、けっこうTV放送用に厳選されていたのかも。
気のせいかもしれませんが。

例によって主人公の“ジャンゴ”は他の作品の“ジャンゴ”たちと何の関係もありません。
今回、ジャンゴの父親が10万ドル分の馬を売った相手から馬が届かないと難癖つけられ惨殺され、ジャンゴはその復讐に燃えますが、相手はジャンゴの父親が10万ドルをネコババしたと本当に怒っている様子で、結局どちらがウソつきなのかわからぬまま終了。酷い。

既に3日ほど前に観た記憶はかなり薄れており、他に憶えているのはラストで主人公の味方の棺桶屋(太目のヒゲオヤジ)が『荒野の用心棒』ネタを披露してくれたところくらい。
後で知ったのは、主人公のジャンゴの妹役は、本当にジャンゴを演じた役者の妹だとか。
どーでもいいですが。
しかし、連続鑑賞も疲れたので、ここで一旦休憩。
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