Toineの感想文

ミリー/招かれざる母のToineの感想文のレビュー・感想・評価

ミリー/招かれざる母(1989年製作の映画)
3.4
【本当の狂人は自分のことをマトモだと思っている】
息子会いたさに勝手に精神病院を抜け出す母ミリー。
徒歩で息子の家に凸し居候を始めます。

家凸した時から既に息子の妻に敵意むき出しのミリー。
そんなミリーから育てられたせいで息子は妻の味方をせず母親にデレデレという吐き気を催すほどのマザコンっぷりなのでした。

嫁姑バトルものなのかと思いきや、2人の孫の男の子だけ可愛がり女の子を邪険に扱う状況。
どうやらミリーは女性が嫌いなご様子。

この一家の運命はどうなるのでしょうか?
という内容でした。

クラシックな映画にありがちな、善と悪のキャラクター別けがハッキリしていて分かりやすい作品でした。

鏡にミリーが見ている幻覚が写し出される描写がお気に入りです。

ミリー役の女優さんの演技が上手くて、ままにベッタリのマザコン野郎が妻を追い詰めて行くシチュエーションも実際にありそうなので興味深く鑑賞いたしました。