スラバヤ

仕組まれた罠のスラバヤのレビュー・感想・評価

仕組まれた罠(1954年製作の映画)
4.5
あんなにも乗客が乗り込んでいるというのに、まるで生気を感じさせない運転席の空間。ラストミニッツレスキューなんざ起こるはずもない隔絶された空間。殺人が警察に追及されることもなく、ブロデリック•クロフォードは映画を終わらせるために突然解雇され、操車場での追跡劇は列車によって覆い隠される。ナイフやレンチといった凶器すら機能を奪われ、ただ単に景色のみが動き続ける。これほどまでに映画的でないのに、何故こんなにも面白いのか。
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