フリッツ・ラング監督による日本未公開の佳作サスペンス映画。
物語は、上司と口論して操車場をクビになった男が、妻に権力者へ依頼させて自分の復職ができるように頼む。一旦は断る妻だが、暴力的な夫に抵抗で…
あんなにも乗客が乗り込んでいるというのに、まるで生気を感じさせない運転席の空間。ラストミニッツレスキューなんざ起こるはずもない隔絶された空間。殺人が警察に追及されることもなく、ブロデリック•クロフォ…
>>続きを読む数えてみると、本作で7本目のフリッツ・ラング監督作品鑑賞になる。
「フリッツ・ラングにハズレなし」と、どなたか言われていたが、確かにそうだと思っていた。
ところが、ハズレにあたってしまった。
原作は…
このレビューはネタバレを含みます
ルノワール『獣人』思い出したけど、普通に原作が同じだった。このグレン・フォードは全然まともじゃなく、ブロデリック・クロフォードといい勝負なクズ男だと思う。『復讐は俺にまかせろ』と同じで見ててイラッと…
>>続きを読む「復讐は俺に任せろ」から1年、グレンフォードとグロリアグレアムを再登壇させたフリッツラング作品。「劇団フリッツラング」第二弾だ!
くそー。そんな同じ配役を知ってしまえば確認したくなるのが人情だ。前…
冒頭、車両側面に取り付けたカメラはすれ違う列車を捉える。真ん中からちょうど画面の半分を覆う車体。2つの殺人は車内にて、つまり暴力装置に乗ってしまった彼女は無事では済むはずがない。
グレアムが不貞を働…
これは大人のスリラー。女性がとても可哀想。男たちは無意識に共闘して、女性の操を奪っておいて、先に他の男と性的な経験があったことをひどく咎める。そんな女だから苦しんでもしょうがないんだ、という結論。
…
朝鮮戦争帰りの男が鉄道機関士として仕事に復帰したある日列車で起きた殺人事件と関係者の情事に巻き込まれる話。冒頭の鉄道シーンがやたらと長いのはフリッツ・ラングの趣味?あのターンテーブルみたいなの、確か…
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