ポンコツ娘萌え萌え同盟

小天狗霧太郎のポンコツ娘萌え萌え同盟のレビュー・感想・評価

小天狗霧太郎(1958年製作の映画)
3.6
子供向け時代劇かと思ったら展開が忙しすぎる。まぼろし城に眠る財宝の在り処を秘めた金の鈴と銀の鈴を巡る物語何だけど、それを家宝とする大月家を大月家を襲撃した大蛇丸一派。
主人公が大月家の兄の霧太郎で大月家の再興を計ろうとしていて、最初は大蛇丸と激突を思っていったら突然謎の男の轟が出てきたり、黒姫党なる謎の集団の参戦から裏切りまで、兎に角話が進むに連れて激化していく争奪戦。
狙われたり妹は捕らえられたり毒は盛られたりで争いの耐えぬ作品だ…。
58分の作品とは思えないくらいにアクションや見せ場に充実しているけど、まだ謎は多いのでそれは第2部に期待したい。

アクションは基本的に殺陣と妖術。ただなぞの火の石的な妖術は正直しょぼいけど、中盤くらいの霧太郎vs大蛇丸の異能バトルじみた妖術合戦は笑っちゃった。
殺陣に関しては、相手方をバッサバサと斬る爽快寄りの見せ方をしているので観やすい。
でも個人的には殺陣と妖術ならそれを上手く見合わせた戦闘が見たかったので、あまり組み合わせを上手く活用できていないのは残念だった