映画好きの柴犬

イングロリアス・バスターズの映画好きの柴犬のレビュー・感想・評価

3.8
敵も味方もどっちもどっち

 ナチス占領下のパリの隠れユダヤ人館主の映画館で開かれるナチスの英雄を称える上映会を舞台に、ナチス高官の暗殺を企む連合国側極秘部隊や復讐を狙うユダヤ人館主の暗躍を描く、軽妙なタランティーノ節全開の歴史改変戦争ドラマ。

 例によって本筋に関係ないエピソードが多くて無駄に長いが、それはそれで楽しいし、ブラッド・ピットやクリストフ・ヴァルツのノリノリ演技や、マイケル・ファスベンダーの無駄遣い的な役柄とか、とにかく遊び心に溢れてる。