大学生

イングロリアス・バスターズの大学生のレビュー・感想・評価

4.0
キルビル1以来のタランティーノ作品鑑賞。
こっちの方がよっぽどわかりやすい&監督の遊び具合も許容できる範囲。
作品としての質はこちらの方が高かったのではないかと感じた。
ただ、歴史改変トンデモ映画だし、対ナチスのプロパガンダというか、監督の思想全開だから違和感を覚える人もいるかも。

個人的評価ポイントは演者の演技の質の高さ。
オスカーをとったクリストフヴァルツの演技は鳥肌モノで、まさに理想の悪役。
メラニーロランも終始目が死んでたしブラピはこの上なく素敵。

この映画の特徴はなんと言っても英語、フランス語、イタリア語が出てくるところ。
一作で3言語に触れることができる映画はなかなかないと思うので貴重。
これら全てをペラペラ喋れたヴァルツはもう怖い。
相当役作り大変だったんだろうなと役者魂に感服。
3言語全て話せるというのもヴァルツ演じる悪役が際立つ要素になっている。

安定のグロさもありなかなかの衝撃作ではあった。
タランティーノ作品お馴染みの関係ない話がちょこちょこ出てきて退屈な時間もあったはあった。
後半にかけてどんどん急展開になっていくのでお楽しみに。
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