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イングロリアス・バスターズのhummingbirdのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

タランティーノの歴史修正(いい意味で)作品の一つ。

登場人物がバタバタと死んでいくけど、残念ながら俳優を知らないので、大胆な展開なのかは分からない。展開の意外性と、ガッカリさせたり、カタルシスを感じさせたりする、全体のさじ加減はとてもうまいと思う。

この作品の映像はアメリカ映画によくある切り返しが中心で、それほど凝った撮り方はしていないと思う(クリストフ・ヴァルツのカメラ目線で独壇場な感じは小津作品の坂本武みたい)。冒頭の方でカットを割りながら縦移動するのは珍しい。オープニングの野外のシーンが一番良かった。

(会話の長いシークエンスがあるけど、そこも主に切り返しだけで、あまり凝ってないのは不思議だった。変わったキャラクターが出てきても特に説明がないのは、時間がなかった?)

全体が5部構成で、昔の欧米のサイレントみたいなんだけど、そもそもなぜ5部なんだろう?と思ったり。
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