デルタ

イングロリアス・バスターズのデルタのレビュー・感想・評価

3.5
記録。

Til Schweiger(ティル・シュヴァイガー)さんの出演作はたくさんありますが、中でも個人的に一番好きなのがこちら😊
シュヴァイガーさんが演じるのは、ナチス殲滅(せんめつ)の命を受けるアメリカ軍特殊部隊“バスターズ”に加わっている元ナチス軍曹Hugo Stiglitz(フーゴ・シュティグリッツ)。
寡黙だがキレると手がつけられない荒くれ軍曹、シュヴァイガーさんのイメージそのままですし、そういう役が多いですけど😅

登場人物がとにかく多い群像劇。
“バスターズ”、ユダヤ人を執拗に追いかけるナチス“ユダヤ・ハンター”、そしてナチスに家族を殺された少女・ショシャナの復讐劇。
ただ、潔いほどに登場人物がどんどん死んでいくので😅個人的には居酒屋のシーンまでは面白いかなと思っています。

この映画で注目したいのが、やはり言語。
タイトルの意図的なスペルミスも良いなと思うのですが、
アメリカ人監督が作るアメリカ映画なのだから、全編英語のセリフにするという選択もあったのに、タランティーノは、英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語を組み込んでいます。
これが、あるシーンでは笑いのネタとなり、訛りやアクセントで正体がバレるという緊張感のあるシーンを生み出す…素晴らしいと思います。
ちなみにわたくしはヒューゴ→フーゴのシーンが好きです。

有名ドイツ人俳優も多く起用されていますが、この頃はまだ日本では無名だったであろうAlexander Fehling(アレクサンダー・フィーリング)、ほんの少しだけRainer Bock(ライナー・ボック)さんが出ているのを見つけた時も嬉しかったです。

わざわざ5章に分ける必要があったのかどうかは謎ですが。
デルタ

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