再鑑賞。
金の為ならどんな悪事でも働くというムン道士は、何を血迷ったか古びた義荘に忍び込み、中年オヤジのバラバラ死体を盗み出す。
そして闇の法術でそのバラバラ死体を繋ぎ合わせ、史上最強のキョンシー「オジキョン」を誕生させてしまう。
しかし、凶暴になりすぎて、キョンシーは暴走しだし、誰も手がつけられなくなってしまった。
キョンシー・ブームに作られた香港製ホラー・コメディー。
ギャグ要素がすごく強く出てるキョンシー映画。
これはなかなかに子ども騙しな、やたらといい加減なキョンシー映画でした。
前に観た時はもうちょっと怖いなぁと思って観てた気がするんだけど、今観ると全く怖くない。
吹き替えもアドリブなのか、とんでもないことになってます。
ストーリーも、道士がいて、頼りない弟子が2人いて、そのうちの1人が幽霊に好かれちゃってって展開は『霊幻道士』そのままで、何とその幽霊役も『霊幻道士』で幽霊役をやってた人(ポーリン・ウォン)でした。
そして今回のボスキョンシーは『霊幻道士』で、途中で父親のキョンシーに噛まれてキョンシーと化してしまう富豪のおっさん役の人です。
いやはや、『霊幻道士』と同じキャスティングが目立ちますね。
あと弟子の一人は、ジャッキー・チェンの映画とかにたまに脇役で出てくるタイ・ポーですね。
この作品は、本家の『霊幻道士』と比べると完成度は比較しようもないC級作品で、やりすぎの演技で恐怖というより失笑するしかない。
ストーリー構成も大味で、結局悪の道士が何を企んでいたかも、はっきりしない。
キョンシーも無駄に強い。
だが、なぜか面白く感じてしまう。
ちなみに、テレビ放送時は『再来キョンシーズ』というタイトルでした。