全米初登場2位を記録したロブ・シュナイダー主演のコメディ。日本劇場未公開。
タイトルから想像して、てっきりメジャーリーグに所属するベンチウォーマー達のお話だと思っていたんですけどね。いざ見てみるとこれがリトルリーグを舞台にしたお話ときました。。
どうせ映画なのだからもうちょっとロマンのある、スケールの大きなお話にしても良かったんじゃないでしょうか。ちょっと物語の吸引力に欠けます。貧乏くさい映画。
あと気になったのがこの映画の字幕翻訳。【ジェット・リー】を【武道の達人】、【ヤンキース・スタジアム】を【有名球場】などと、いちいち噛み砕くような字幕翻訳が煩わしい。あまりに手堅い采配が野球をつまらなくするように、あまりに丁寧な字幕翻訳は映画を盛り下げてしまうような気がします。
ま、それでもアメリカン・コメディらしく底抜けに明るい映画で、決して退屈はしませんでしたけどね。ピンポンダッシュで脚力を鍛えたり、郵便ポストをぶち壊して反射神経を鍛えたり…もうハチャメチャなシナリオです。(笑)
振り返って考えてみると、「バス男」のジョン・ヘダーや「ディッキー・ロバーツ」のデヴィット・スペードといった脇の俳優さん達は結構笑わせてくれたものの、肝心のロブ・シュナイダーがあまり面白くなかったという印象が残ります。
大きな笑いを生み出せない、主演俳優のお笑いタイムリー欠乏症。