トルーマンバロウズ

バッドムーンのトルーマンバロウズのレビュー・感想・評価

バッドムーン(1996年製作の映画)
3.6
恋人とともにジャングルの探検に来ていた青年テッドはある夜、巨大な狼のような生物に襲われてしまい大きな傷を負うがなんとか撃退した。
それから三ヶ月後、テッドは姉ジャネットが住む田舎町を訪れてしばらく一緒に生活することになった。
ジャネットは弟と一緒に生活できることを嬉しく思っていたが、飼い犬のソールだけはテッドの異変に気がついていた・・・・。

マイケル・パレ主演の狼男になってしまった青年が引き起こす惨劇を描いたB級SFX狼男ホラー映画。
狼男になってしまった青年が田舎町で惨劇を起こすというストーリー自体はかなりシンプルなものに仕上がっていた。
しかしこの映画で一番の名演技を見せてくれたのはやっぱり飼い犬のソールなのは間違いないと思う。
とにかく犬とは思えないものすごい演技力でテッドから家族を守るために勇敢に戦う飼い犬ソールを見事に演じきっていた。
特にクライマックスのソールVSテッドの血みどろのタイマンバトルはかなり迫力があって数ある狼男映画の中でも名勝負の一つなのは間違いないと感じた。
また特撮自体もそれなりによくできていてテッドが狼男に変身するシーンやスプラッター描写などもかなり気合が入っていた。
全体的にさすがヒッチャーのレッド監督の作品だけあるまさに隠れた傑作であった。