IIDA

バッドムーンのIIDAのネタバレレビュー・内容・結末

バッドムーン(1996年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

狼男VS家族を守るワンチャンとあらすじを聞いて、狼男も頑張るワンチャンも好きなので海外版ブルーレイ購入。
期待通りの狼男とワンチャン大活躍で大大満足!!面白かった\(^o^)/
字幕なしでどこまで楽しめるかが不安だったけど、ほぼワンチャンが主役だったので話を追うのに問題なかったw
特殊メイクと被り物(?)の着ぐるみ狼男が怖いというより可愛いくて、CG疲れした能と心にほっこり花丸満点🙆‍♀️🐺💯💮💕
こういうB級ホラー大好きなんだよね!
美術と撮影の腕と工夫の見せどころというか、映画作りがリアルに伝わって近く感じるから。
手作り感たっぷりの狼男と対決するワンチャンはリアル賢いイケメンジャーマン・シェパード君🐕✨
この子、本当に優秀でアカデミーノミネートされてもいいくらいの名演技なんです。
登場から怪しい来客追い払ったり、山奥に住む母と少年二人暮らしの父親代わりのような存在。
そうとよくわかるのが就寝時に家族を見回るワンチャンのシーン。
子供部屋の床に落ちていたぬいぐるみを咥えてベッドに眠る少年の枕元にそっと置いてあげて(ここ、ほっこり名シーンです)その足で次に母親の寝室を確認。それらに安心してやっと暖炉の前でひと休み。たまらん、名犬ワンチャンぶり!
そして、家族に近づく狼男(日中は人間の姿)の正体を突き止める名探偵ワンチャン!
この狼男も生まれながらのモンスターではなく、奥地で狼男に襲われた時の怪我が元で狼男になってしまった気の毒な男なのですが……泣
夜になると変身するので木に手錠や鎖(私でも引きちぎれそうな100均手錠ということは横に置いといてw)で自分を縛りつけたり涙の苦労をするわりに、段々と増す凶暴化と共になぜか性格もわるいw
噛んだワンチャンをまんまと保健所送りにして、悲しみに泣く母子の傍らでニンマリしたり(ムカつく)、自分のトレーラーにオシッコしたワンチャンの小屋に人目を忍んで立ちションw
犬相手にオシッコでマウンティングとか……残念ですが、すでに人としてご臨終でした👨‍⚕️チーン
あ、こんな奴ですがワンチャンが最初に追い払った怪しい来客が斧を片手にワンチャンに復讐しに来る(人間の方がいつだって怖いね泣)んだけど、殺ってくれたのは狼男O̤̮K̤̮で̤̮ー̤̮す̤̮(◍´꒳`)b

(´ρ`*)コホン……そしてかくかくしかじか
心まで狼男化した友人の正体を遅れて知ることとなる母親、夜中に家を抜け出し自転車を飛ばして保健所に向かう少年、一気にクライマックスに向けてハラハラが増してホラーの醍醐味!見応えあり!
シャイニングばりに子供部屋の扉を破って母親を襲おうとする狼男は怖かった。
危機一髪、駆けつけたワンチャンと狼男の揉み合い重なりあっての噛み合いバトルが……もう……CGじゃないだけにwwまじで心配www狼男役の人がwww
うわー!!!噛まれてる!!!噛まれてる!!!www が ん ば れ www
ワンチャンスタントっているのかな??もしかしてじゃんけんに負けた下っ端スタッフがやらされてるんじゃ……余計な心配をしながらワンチャンも狼男役もがんばれ~(°_°;)ハラハラ(; °_°)
ダイナミック!……というには正直、やさ~しくワンチャン天井に投げたりw二階の窓突き破って一緒に庭に落下も……狼男がワンチャン抱いてあげてたような///(*´ω`*)
投げたり落ちたりしてる時はワンチャン、造り物の犬なんだろうけど緊張感あって(メイキング的な意味でもw)良かった!
少年を片手で掴みあげる狼男に母親が銃を撃ち込み続けるシーンも母強しでスカッと良かった。
互いに血塗れになり、森へ逃げる狼男と力を振り絞って追うワンチャン。
クライマックスだけは森の中で変身が溶けた狼男と見つめ合うワンチャンが、何を最後に対話したのか知りたかったので、英語わからないのが悔しかった(><)
多分だけど……観念した狼男も望む形で、哀れな男にワンチャンがひと噛みで引導を渡してあげたんじゃないかなと思いました。
ラスト、包帯だらけのワンチャン(超可愛いw)と母子が穏やかな日常を取り戻した光景で見たかった満点ハッピーエンド。
家族を守るワンチャンと狼男の悲哀が心に残るめっちゃ好みのホラー作品でした。
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