北海道の漁村を舞台にしているためか、どことなくプロレタリアムード。
映像も暗く、他の日活西部劇より少し泥臭い感じがある。
お話はいつものごとく荒唐無稽だが、各々のキャラが良い。
敵役の神山繁は、髭面でやさぐれたレアなスタイル。
ヒロインは笹森礼子も大変にキュートだが、やさぐれ南田洋子はサブヒロインらしからぬ魅力。
笹森礼子のマジビンタ(めちゃくちゃ痛そう)からのキャットファイトは中々激しい。
クライマックス、浜辺でジーブを爆走する神山繁を馬で追いすがる宍戸錠。
ジョン・フォード映画のような疾走感。