Mamiyaっち

飢餓海峡のMamiyaっちのレビュー・感想・評価

飢餓海峡(1965年製作の映画)
4.0
日本映画オールタイムベストが選出される時、
必ずと言っていいほど挙がる日本映画史上に
残る名作中の名作であり、
自分も好きでもう何度も観ています💫

信じられないような大金が目の前にある。
意のままになる💥そんな状況になった人間は
いったい何を思い、どんな行動を取るのか?

今すぐルール違反をしないと、自分の命が
危うい。ルールを守るべきか否か⁉️
そんな究極の選択を迫られたら、
誰だって自分の命の方を取りますよね。。

そんな究極の選択を強いられる事が多かった
戦後の貧困者たち。
いわゆる戦後混乱期は、
今と比べものにならないほど悲壮感が漂う。
人を変えてしまうほどにね😈

この映画の「飢餓」とは、物質的な「飢え」
だけでなく、心の「飢え」もそうですね。

解ってもらえないという、、、
心の「飢え」によって、警察はもちろん、
世間も、そして自分を信じてくれる人さえも
信じることができなくなる😭

到底、愛情に気付くはずもなく、滅びの道を
突き進むことになる(^^;

昭和40年代頃までは “貧困”ということが
しばしば作品に盛り込まれていたと思う。
例えば『巨人の星』とか

今はどうだ⁉️

日本が物質的に豊かになったのは事実です。
豊かになったけど、満たされない。
飢餓状態ですね。「心」の飢餓状態です💥

何かが、満たされないのですね 💯
Mamiyaっち

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