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飢餓海峡のABBAッキオのレビュー・感想・評価

飢餓海峡(1965年製作の映画)
4.0
1965年内田叶夢監督。1947年函館で起きた強盗殺人事件は大火の原因となる。3人組の犯人は青函連絡船で逃亡を図ったが嵐の中で1人(三国蓮太郎)のみが生き残る。逃走を続ける三国が出会った宿女中(左幸子)と情をかわす。犯人はカネを女中に渡して逃走、女中は東京に出るが犯人を想い続ける。犯人を追って駆け回る函館署の刑事、伴淳三郎。やがて女中は舞鶴の実業家を報じる記事を見て犯人と確信し、会いに行くがそこで男に殺される。この事件を追う舞鶴の若い刑事に高倉健。白黒映像で映し出される戦争直後の日本の風景と、飢餓と貧困、情念と罪悪感にリアリティがあった時代を描いた内田叶夢晩年の傑作。
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