針鼠

飢餓海峡の針鼠のネタバレレビュー・内容・結末

飢餓海峡(1965年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

2024/05/15 U-NEXT お試し無料 ★★★☆☆ 23/2024

2度目の視聴(大昔に一度見たことがある)。原作あり。水上勉の同名小説。小説は1963年(昭和38年)の発行、映画1965年(昭和40年)の製作。

この映画の時代背景は昭和22年(1947年)。敗戦の年(東京大空襲・米軍沖縄上陸・広島長崎原爆投下・無条件降伏)の翌々年から昭和32年(1957年)まで。

「もはや戦後ではない(もう敗戦の痛手から復興する戦後の時代は終わった。これから新しい時代に入っていくのだ)というような意味」と締めくくりを付けたのが昭和31年(1956年)の経済履白書。高度経済成長の時代が昭和29年(1954年)12月から昭和48年(1973年)11月。

「復興の始まり」から「高度経済成長の始まり」までを「高度経済成長のただ中(60年代半ば)」から振り返って描いた映画とも言えるかも。

「極貧というものが人間に与える影響」とか。確かに高度経済成長の始った後に物心ついた人間は戦前の極貧を知らないからね。

出てくる言葉~配給手帳とか闇米とか赤線とか青線とかオンリーさんとか~今の若い人たち、意味がわかるのかな?

西日本台風直撃コースに住んでいると、もちろん台風のヤバさは風速だけじゃなくて降雨量・満潮の時間(満潮と重なると大水が出やすい)・進行速度(雨風たいしたことなくても長時間だと色々ヤバい)なんかにも左右されはする。 とはいえ、基本的に風速20~25メートルの台風って「今回の台風はたいしたことないや、ラッキー♪」くらいの感覚なんだけどね。風速40メートル越えくらいにならないとヤバい怖いって気には殆どならない。でも青森北海道だと大事(おおごと)になっちゃうのね(海の上では別の話よ)などと思ったりもした。
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