青年ブライアンはある日、目が覚めると首の背中あたりに奇妙な生物エルマーが張り付いていた。
エルマーはブライアンに寄生して彼の脳みそに特殊な液体を注入し幸せな状態にトリップさせてあげるが・・・・。
奇妙な寄生生物に取りつかれた青年の奇怪な日々を描いたユーモラスなB級トリップホラー映画。
寄生生物エルマーは男性のアソコそっくりな見た目をしており、やたらダンディな声でブライアンを誘惑してくる様子は非常に独特なキャラクター像に仕上がっていた。
また最初こそエルマーのおかげで幸せな状態にトリップできていたブライアンがだんだんエルマー無しでは生きていけない完全な中毒者になってしまっていく展開は現実のドラッグ中毒者のようでありものすごくリアルな恐怖があった。
エルマーの正体やラストの展開などややすっきりしない部分もあったが、全編通してグロテスクな映像が豊富で変わったホラー映画好きにはそれなりのオススメの作品であった。
