雨宮はな

マイ・ビッグ・ファット・ウェディングの雨宮はなのレビュー・感想・評価

1.0
時代と文化のせいだけど、キツかった。
「女は実家の呪いから逃れられない、男は結婚したかったら女の生い立ちを気にするべきではない」という“教訓”が最初から最後までこってりだった。

『セックス・アンド・ザ・シティ』シリーズのエイダンが主人公の相手役だということで観たけど、役者関連で観るだけならマジで止めた方がいい。
エイダン役のジョン・コーベットが好きで、「とにかく彼が出ているものを全て観たい!」なら止めないけど、だったらSATCをもう一度観た方が良い時間の使い方だと言える。

この作品を観た後で「ギリシャ人と結婚しよう!」と思う現代日本人はいないんじゃないかな。
まじで怖いのは、洗脳教育の恐ろしさ。(ぶっちゃけ、ただの毒親)
本人は自分がアップデートしたつもりでいるけど、自立も自律もできていないのがわかるのがエンドロール手前のシーン。
ここでこの映画が恋愛作品ではなくホラー作品だということが確定する。
雨宮はな

雨宮はな