オープニング、雨に打たれる警察署の屋根を捉えていたカメラがクレーンで動き、窓越しの横移動で建物内部の様子を映し出す。切り替わったカットで屋内に移動し、そのままトラッキングへと流れるように繋がってい…
>>続きを読むC・ミレール監督作品はこれが初だが、会話劇中心ながら回想・幻想シーンが交錯する独特の雰囲気醸し出している作品。少し強引な持って行き方とは思うが、役者の存在感で押し切る。R・シュナイダーは往年の輝きは…
>>続きを読む果たしてこんな地味な作品をクロード・ミレール映画祭で上映してくれていいのだろうか(普通に選べば『死への逃避行』が入るでしょう。観たことないが)。
延々と切り返しながら時に激昂したり、巧妙な仕掛けを…
"内も外も"な「部屋の映画」
雨の取調室という演劇的な舞台が、外にある彼と妻の部屋とつながることで空間の奥行きがすごい。そんでラスト数分のドラマの骨太さ。久々にこれは!って映画に出会えたわーい。