たむ

検察官/勾留のたむのレビュー・感想・評価

検察官/勾留(1981年製作の映画)
3.6
クロード・ミレール監督映画祭で2本目の鑑賞です。
密室の取調ミステリーで、刑事と容疑者の攻防とドンデン返しが凄まじい一本です。
これもまたネタバレ厳禁系のため、レビュー難しいですが、人間の業の恐ろしさ。
ミステリーは映画にすると難しいですが、犯人が誰か、ということ以外にテーマと葛藤を見出すと、面白くなります。
本作もそんな一本で、少女連続殺人事件というおぞましい犯人を逮捕することが第一優先になるのですが、刑事の想像の方へと事件を組み立ててしまう怖さ。
こういう恐ろしいことをする犯人は、こいつに違いない、恨みも怒りもぶつけていく。
これが密室劇なので、凄まじい演技合戦です。
思い込みや想像力のダークサイドが描かれますね。
たむ

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