ENDO

検察官/勾留のENDOのレビュー・感想・評価

検察官/勾留(1981年製作の映画)
4.2
雨の日に鑑賞して正解。夫婦を隔てる廊下が砂漠よりも広大で乾いていたのか?少女暴行殺人と夫婦の不仲が次第にうねり絡まりだす。その憎しみの成就が未遂に終わった時、2人が同じ空間にいられるわけがない。ゾッとするラスト。大晦日の深夜、蛍光灯の青緑が不透明な映画のトーンを支える。間接光の灯りに浮かび上がるロミーの無表情。ガラス張りの警察署に雨が流れ落ちる。棟を結ぶ屋外の渡り廊下含め建物が最高。冷たい1月1日朝7時。
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