このレビューはネタバレを含みます
少女2人の殺人事件の犯人として刑事ガリエンが参考人マルティノーを落とすけど違ってたアホだらけのお話。溝と言ってもどこがどう溝なんだ?
マルティノーが犯人だという大前提ですが、証拠が無さすぎて迫真性ゼロな上にマルティノーの反応も頓珍漢なので何やってんだこの人らという感じ。
大晦日という舞台もかなりあざとく、マルティノーも終始わざとらしく、ベルモンなどは空前のクソアホぶりで、脚本上としても何の為にいるのか理解不能。
シャルタンとの関係性に収斂させるのは面白くとも、朗読してるような文芸趣味的雰囲気全開のせいで、間抜けすぎる行動原理にしか見えない。ラストの畳み掛けもクドくてうんざり。
せめてマルティノーの変態ぶりが少しでも出ていれば面白かったかもしれないですが、余りに安すぎる刑事劇っぷりにストレス溜まっただけの映画でした。