菩薩

検察官/勾留の菩薩のレビュー・感想・評価

検察官/勾留(1981年製作の映画)
3.5
終わり方が怒涛過ぎてみすず学苑越えてた。雨の降り止まぬ大晦日の厭世感、隣では新年を祝うパーティーが開催される中で取り調べ室で形成されていく都合の良い真実。誰も誰の事も信じていない中で確証も得ぬままただ筋書き通りに事実が形成されていく中で生じる歪み、雨も止み年も明けたその先に残される最悪の結末と不都合な真実。自分はディスコミュニケーションが限界を突破した先の話として観た、全てを終わらせた先にまた始まる不信、空は晴れても疑惑も心も晴れない。
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