ゆっきー

検察官/勾留のゆっきーのレビュー・感想・評価

検察官/勾留(1981年製作の映画)
4.0
ワンシチュエーションモノなのに戯曲にならずキチンと映画をしているのがすばらしい。ラストの警察署前の場面で空が薄ら明るくなってきてるのがまたポイント高い。
『なまいきシャルロット』でもそうだが、サブリミナル的な編集や窓から外を覗くショットがミレールの特徴か。
また『なまいきシャルロット』との共通項としてどちらもロリコンが出てくる。

撮影もまた素晴らしかった。撮影監督はブリュノ・ニュイッテンで、他に『チャオパンタン』『ゴダールの探偵』『インディアソング』『ラ・ピラート』など錚々たる映画を撮ってるけど『勾留』が一番いいかな。テシネの『海辺のホテルにて』、ローゼンバーグ『ブルベイカー』をとりあえず観なければ。
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