ジャケ写は、イケイケで内容と全く違うという完全に詐欺なんだが
リアルなインドらしさがいっぱい詰まってる作品。
ラジニは素朴な田舎の兄貴といった感じでいい人を絵にかいたような人。兄弟を愛し、家族を愛し、村を愛する。
ところが困ったことに、次男、三男は、ヤクザな男で次から次へと悪行を重ねていくという。
最も意味わからんのがこのクソ兄弟にレイプされそうになった女性は、告訴を取り下げ世間体のためにこの男と結婚するという。。。まあインドのニュースとかでは時々出てきたりする事件だがこの映画では正にそれが描かれているというね。バカバカしいにもほどがあるね。その結婚をすすめてるのはラジニ兄貴だったりするのだが（笑）
そんなわけで、三時間の内の二時間は悪行の限りを尽くすクソ兄弟と、自己犠牲になりながら献身的に尽くしまくるラジニが描かれる本当胸糞悪い映画（笑）
ただね、こうした人間模様もものすごくインドらしいと思うよ！
そして兄貴のセリフに感動。
「人生はなんだと思う？誕生と死の間短い時間が人生だ。
その短い間に互いが裏切らず傷つけず自己中にならず、
共に幸せに生きるのが人生だ。」
余談だが、ダンスはしょぼい。ラジニは踊れる人なのだから本当にもったいない。
それと、アクションも手数は多いのだが、当ててないのがバレバレすぎる。
なので、ちゃんとしたダンス振付師とアクション監督をつければかなりよくなると思うんだが。
