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日本の夜と霧のABBAッキオのレビュー・感想・評価

日本の夜と霧(1960年製作の映画)
3.5
 1960年大島渚監督。安保闘争後の結婚式の場で戦後左翼闘争を巡る糾弾と論争が行われる状況を描いた映画。松竹が監督に無断で公開を打ち切ったために大島監督が松竹を退社する事件に発展した。短時間で撮影したためかセリフの言い間違いが多いがそれも緊張感を盛り上げている。1950年代当初に武力闘争に走った共産党が方針転換し、安保闘争時には反闘争路線に陥っていたことへの問題意識が中心にあるが、登場人物たちの発言は日本社会に普遍的なものに思われる。
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