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情事 セカンド・ラブのmimitakoyakiのレビュー・感想・評価

情事 セカンド・ラブ(2007年製作の映画)
3.5
今日は10年前の若かりしジョンウさんを拝みました。
今作は、NYが舞台なので英語のセリフがいっぱいです。
「お嬢さん」や「暗殺」では日本語を頑張ってたジョンウさんですが、私としましては、やはり韓国語しゃべってる時の声のトーンが大好きなので、韓国語のセリフになると、これこれ、この声♡とニンマリしてしまいます。

ストーリーはというと、韓国系で弁護士として成功した夫と裕福な暮らしをしているのですが、夫が原因の不妊で子どもができず、落ち込む夫ために何とか妊娠しようと、アメリカ人の妻が、不法滞在の韓国人に謝礼を払って精子をもらうために肉体関係をもつようになり、ビジネスとしての無機質な関係だったのがだんだん変化していって…という内容です。

ジョンウさんは成功してるリッチな韓国人じゃなく、食肉加工工場やクリーニング店、怪しげな時計販売など、韓国にいる彼女を呼び寄せるためにいろんな仕事を掛け持ちする貧しい不法滞在の韓国人の方なんです。

髪も伸びてボサボサだし服も安モンな感じでオシャレ感はないのですが、ヤクザの若頭や殺し屋のハワイピストルのように、スーツでビシッとキメてるジョンウさんもめちゃくちゃ素敵なんですが、こちらのジョンウさん、若く引き締まった身体がカッコいいです♡

大鶴義丹度よりも田中邦衛度がやや高めな気がしますが、それでもなんかカッコいいんですねー。
優しく受け止めてくれるからでしょうね。
優しく受け止められたいんですよね、ジョンウさんにね。

あと「哀しき獣」のグナムほどではないにしても、幸薄くて孤独なんですよね。
それもたまらんのですよ。
奥さんの心の痛みを知って寄り添い、孤独を分け合うような関係になっていくのが、ドキドキするやーん。
ほんと、憂いをたたえたジョンウさんの哀愁がまた良いんですよね。
結局、何やっても好きなんです。

道に捨ててある椅子を拾うジョンウ。
商店で辛ラーメンを買うジョンウ。
梅酒をがぶ飲みするジョンウ。
肉を切るジョンウ。
あまりに無機質なセックスの最中に「目が青すぎる…」と韓国語でつぶやくジョンウもツボ。
全部大好き、サランヘヨです♡

舞台がNYだし、アメリカ人の人妻とという事で、いつもの韓国映画とはガラッと違う雰囲気も新鮮で良かったです。

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