シネマヴェーラ渋谷で鑑賞。
凄いや、こんな古い映画なのにお客さん結構入ってる(苦笑)
フレッド・アステアとジンジャー・ロジャースの黄金コンビによるミュージカル映画のなかでも、ひときわ傑作と言われるのが本作。
「TOP HAT, WHITE TIE AND TAILS」をこんなクリアな映像で見れて幸せ、見ていて「よ!!アステア!!うまい!!」と叫びたい衝動に駆られる。
そして「チーク・トゥ・チーク」のなんと華麗なこと。映像がクリアだから、ジンジャーのドレスについたオーストリッチの毛が動くたびに床に落ちるのがわかる。ちなみにこのオーストリッチの毛にはアステアも顔に当たってさすがにキレたそうな。
のちのMGMの黄金時代の作品群に比べると本作を含むRKOの作品は、あまりミュージカルシーンが少ないので、物足りなさが残るのも事実。隣の席のお客さんのつぶやいた一言が印象的だった。
「アステアが踊り足りなさそうだよね」