【1960年キネマ旬報日本映画ベストテン 第10位】
公開からわずか4日で打ち切られたという大島渚の問題作。
制作中止を恐れ異例の早さで撮られたというだけあり、劇中セリフを噛んでいる場面が多いこと…
呼ばれてない客がぞろぞろやってきて文句つけるのじわじわくる
芝居がかった演技、つっかえながらセリフをいう役者たち、妙にリアルで、ブラックジョークのような嫌な感じが好きな作品
「結婚式が聞いて呆れま…
六十年安保闘争の時代背景に大きく影響を受けた、大島渚による実験的なフィルム。暗闇の中、これから語られる回想シーンの主要人物を照明の下に照らし出す演出が印象的であり不気味だ。
高尾の死と失踪した北見を…
当時の共産党組織のの欺瞞と限界を感じた。
そもそものイデオロギーを共有しながら、その中で様々な分断が生まれる。
長々と理想と現実を語り白熱する議論から、学生たちの生身の心情と闘争には多少なりとも真実…
『青春残酷物語』においても描かれた安保闘争をめぐる事柄を、登場人物の回想も交えて描いた作品である。急ぎに急いで作られたため、細かなショット繋ぎなどはほとんどなされず、持続時間の長いショットを基調とし…
>>続きを読む10年という年月を隔てた「かつて学生運動に参加していた者」と「今まさに闘争している学生」を結婚式というシチュエーションで違和感なく向き合いの構図に収めた点は良かった。
新郎の野沢は唯一両方の闘争の…
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