HarutoM

アウトレイジのHarutoMのレビュー・感想・評価

アウトレイジ(2010年製作の映画)
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表の世界のルールや倫理観が全く通用しないヤクザの世界を見事に描いている。出てくる人出てくる人恐ろしい人物ばかり。だけれど本当に恐いのは汚職警官の片岡や山王会会長の側近である加藤といった野心に満ちた、仲間を裏切ることを厭わない人間だ。
本作の暴力表現も言わずもがな見事で、大友が池元を殺すシーンは思わず見返してしまった。
大友組のメンバーが次々と殺害されていく一連のシークエンスは、映画の中の人間だと分かっていながらもあまりにも無慈悲である。そこに非常に”リアルさ”を感じる
(20240429)
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