もち吉

ココ・アヴァン・シャネルのもち吉のネタバレレビュー・内容・結末

ココ・アヴァン・シャネル(2009年製作の映画)
2.7

このレビューはネタバレを含みます

一人の女性を描いた映画という観点から観て評価は「それなり」
ダンサーをしていた時から視られるという事への意識が他と違ったのかなぁ。とか
媚びない、自分を貫く感じが根っからあったのかぁとか
心理描写としてはもの足りず出来事や背景をみせられただけっていう感覚

貴族相手だからといって、へりくだって取り入ったりしなかったシャネルがナゼ好きでもない(?)貴族の所に転がり込んだのかだけは映画から読み取る事はできなかった
貴族社会に入っていく為の足掛かりとして利用しただけなのか、愛情にならないようにセーブしてたのか、、
ただ、女性を自分の所持品だという態度も出て来るので愛情にはならんよな、、など。少々混乱があった

シャネルの偉業
黒い服を身にまとったり、華美な装飾に頼らずシンプルさや、コルセットで無理のある形を作るよりも動きやすさや健康に美しさがある事にこだわったこと。
やったこととしての描写はあるが、
歴史的にみてシャネルのやってきたことはもっと凄いことで、
男装を冷やかす描写はあったが、黒は喪服の色で普段着ることがいかに異端だったのか、受け入れられないシンプルな帽子等々
世間の冷たい目に負けず女性の社会進出のパイオニアになった女性だという伝記的な偉大さが伝わる作りになっていればより良かったのではないかと思った

個人的に
僕も彼女もタバコ嫌いなのですがシャネルが仕立てをしている時の咥えタバコがかっこいいは二人の共通の感想でした

つまらないとまでは言わないが「シャネル」というネームバリューがなければ、、
もち吉

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